ポール・クローデル / 眼は聴く

ポール・クローデル / 眼は聴く

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商品詳細

山崎庸一郎 訳

眼は聴く――たとえばファン・デ・フェルデの絵画『砲撃』を前にしたとき、われわれは「撃て」の合図、砲煙の噴出を伴った突然の轟音の爆発を聴く。眼によって知性を培うと同時に、耳をそば立てることを学ぶならば、われわれには絵のなかに音、音楽、そして沈黙がみえてくる。それはとりわけて沈思を起源にもつオランダ風景画、その観想の主題、その静寂の源泉を理解する必須条件である。 詩人・戯曲家であり、外交官でもあったポール・クローデルは、姉カミーユの影響もあって、洋の東西を問わず、世界中の美術作品に接してきた。彼はそこに詩人としての繊細な感覚と同時に、作品にみられる土地・人々・生活の細部を、自分の体験にもとづいて聴いていた。その唯一の美術論集である本書、詩と地理と芸術の一体化した『眼は聴く』を評して、ルネ・ユイグは「マルロー以上のもの」と語っている。 本書の冒頭をかざる「オランダ絵画序説」のフェルメール、レンブラント論を始め、ゴヤやベラスケスを語ったスペイン絵画、さらには中国の絵や、ストラスブールの大聖堂、そして姉への称賛と批評と哀しみを切々と書いた「カミーユ・クローデル」まで、静かで重量感のある文章でつづる。(裏表紙の説明文より)

みすず書房

1995年

20.5×16cm

338ページ

 

状態◇カバー少々傷み、本体少々経年ヤケ

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